ふりこのきまり

5年生が理科室で「ふりこのきまり」の授業をしていました。5年生の理科では、「条件をそろえて」調べ、比べることが大切です。振り子の長さやおもりの重さなどの条件を制御しながら、振り子の運動の規則性を調べていました。今回は、「おもりの重さを変えると、1往復する時間は変わるか」について予想し、3人組で実験をしていました。「振り子が下るときにスピードがつくと思う。ブランコがそうだから」など、予想した根拠を生活経験の中から伝える子もいて、「なるほど…」と声があがったりしました。

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実験を始める前に、条件を変えないために「同じにしておくこと」を確認します。振れ幅・振り子の長さ・おもりの体積…、エアコンもいったん止め、窓の開き具合を調節し、風の影響を減らします。10往復する時間をストップウォッチで計り、結果を計算式が組み込まれたスプレッドシートに入力すると、平均の計算に時間をかけずに済みました。タブレットを効果的に使って、他のグループの実験結果も参照でき、互いに共有することができます。グループで協力し合い、どの班も意欲的に実験を進め、結果をもとに判断していました。

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この授業は、研究授業でもありました。担任が児童につけたい力として、「資質・能力を育てるために、単元を構成する力や、ICTを効果的に使う力を高める」ことをねらいとしていました。そのねらいが着実に達成しつつあるのを感じると同時に、教師側の思いを受け止め、児童が生き生きと共に学習し、温かいクラス経営ができていることも感じました。外部機関からもご指導いただき、教師もまた力をつけています。

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