今日は、下校時の学校に「巡回文庫」が来る日でした。毎月１回、湯河原町図書館が、貸し出し用の本を学校に運んでくれています。町の図書館から自宅までの距離が離れているので、本校の子供たちは、この機会に本を借りるのを楽しみにしています。

教室で「さよなら」をしてきた子たちが、学年ごとに降りてきて、ピロティに本を選びに来ました。今まで借りていた本を、まず返している子も多かったです。「こわい本は、どれかな？」「わたし、またこのシリーズ読みたい」「サバイバルシリーズなら、ここにあるよ」「これ面白かったよ」「じゃ、これ借りようかな」…、いろいろ見比べて４～５冊借りる子もいました。「明日、手話教室があるから、これにしよう！」と、手話の本を選んだ意欲満々の子もいました。本当は歴史の本が大好きだけれど、選びきれなくて「ど・れ・に・し・よ・う・か・な…天の神様の言う通り」と言って、選んだ子もいました。大事に持ち帰る様子がすてきでした。

図書館の司書の方々は、よく借りている子たちの顔や名前を覚えていてくれています。「この子は、よく図書館に来てくれているんです」と教えてくださったので、褒められて嬉しそうな子もいました。読書の秋、それぞれがすてきな本と出会って、心を豊かにしていってほしいと思いました。