本校の職員室前の廊下にはいくつか水槽が置いてあります。ほとんどの水槽には金魚が泳いでいるのですが、一つだけ、何とドジョウが飼われている水槽があります。
時々ふらっとこの水槽の前を訪れる子がいますが、今日の昼休みは一人の1年生がじっと金魚に見入っていました。そのうちにドジョウの水槽の前に移り、職員室にいた教師に声をかけて楽しげに話していました。そして特別に、えさをあげてよいことになったようです。教師の許可を得て、ドジョウのえさである赤虫をほんの少しだけ水槽の上から落としました。
すると、もう一人の1年生が「何してるの?」とやってきました。1年生の子2人と教師とで静かに水槽を眺めています。穏やかないい時間が流れました。
ほどなくして、1年生の子は2人とも外に遊びにいきました。2人にとって今日の昼休みのメインは、校庭での外遊びかもしれません。でも、ほんのちょっとドジョウを見つめるこうした時間があることもすごく大切だなと感じます。癒し…といってよいのでしょうか。ほっとできる時間と空間とを大事にしたいですね。