津波てんでんこ

3月11日(金)、避難訓練と防災教室がありました。津波に襲われても、自他の命を守る行動を理解するためのものです。訓練は、地震・津波警報発令の想定で行われました。児童は、教頭先生の放送をしっかり聞きとり、自分自身の身を守り、放送で得た情報をもとに避難行動をとります。

体育館に集合後、5年前の東日本大震災を経験した本校職員の話を聞きました。

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シートベルトをしていても車外に放り出されるのではないかと思うほどの揺れ。中央部が大きく盛り上がり通行不能になった橋。電気もガスも止まってしまった暗い部屋。暖かい物ひとつ食べられずにお菓子3つで過ごした日。余震が続き不安で眠れない夜。電気が止まっているので何も得られない情報。

そうした体験の中で知った公衆電話の大切さ。日頃から公衆電話の位置、家族との連絡方法や避難場所について確認しておくことが大切だと話されました。また、津波のときには、誰かを待ってとか、忘れ物をとりになどをせず、ひとりひとりが、早く高い場所に逃げること、「津波てんでんこ」だと教えてくれました。

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その後、防災担当の職員から、あらためて津波の避難についてお話を聞きました。

海抜や災害非難ビルの印などを提示し,津波から身を守るには「海から遠い所」ではなく,「海から高い所」へ避難することが大切だと話されていました。

また,学校に用意されている非常時のリュックを見せ,各家庭でもこのように非常時にすぐに持ち出せるように必要な物をまとめておくことや,どこへ避難するか,どこで合流するかなど,災害にあった時の備えについて家族と確認することの大切さを改めて話されました。

 

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