4年生は、湯河原町社会福祉協議会の方2名による福祉体験学習(車いす体験)を行いました。現在、バリアフリー工事で学校内に新たな階段の手すりなどができ、「福祉」を学習している4年生の意識がより高まっているタイミングでの学習です。身近なだれかが、怪我や病気、または年をとって体が不自由になったときなどに、車いすをどう扱うと安全か、どうサポートすればよいか、説明をよく聞いてから体験しました。
運動場を回ってからピロティーまでのスロープの上り下りでは、「右に回るね」「段差があるよ」と声をかけながらゆっくりサポートします。「平らでも砂利のところは意外と振動がある」「段差って大変」「側溝の溝にタイヤがはまってぬけなかった」「上り坂って押すのが重い」と気付きを口にしていました。
次はアイマスクをしての体験。「さっきより速く感じる、こわい」「今どこにいるか分からないから不安」「後ろ向きで下るとき、相手を信用していないとこわくて乗っていられない」などの感想が続々とでます。逆に、「ナビがうまい人だと安心する」と、目の不自由な方の場合はより声掛けが大切であることも実感しました。相手を思いやるサポートについて、「『今、桜が咲いていてきれいですよ』などと案内すると相手もイメージができて喜ぶ」と教えていただきました。4年生は「車いすの大変さが分かった。困っている人がいたら、自分のできることで手助けしたい」と感想をまとめていました。社会福祉協議会の方々、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。