図工室前を通ると、中に人がいる気配はありますがほとんど物音がしません。そうっと中に入ってみると、6年生が色紙を切ったり貼ったりしながら思い思いの作品を作っていました。感染症対策として、基本的に一つのテーブルに2人ずつかけ、場所を左右にずらして対面しないような配置になっています。
一人一人が集中して作業をしている姿がとてもよいと思いました。さすが最高学年です。他の学年にも見せてあげたいくらいです。さて、「仕事」という言葉は英訳すると、work、business、jobなど、いろいろな単語に置き換えられますが、アメリカの教育学者ジョン・デューイは、occupationという言葉を使っています。これは「没頭」とも訳される語です。子供が学習活動に没頭するのは大人にとっての仕事のようなものだという意味でしょう。6年生の姿を見ているとジョン・デューイのいうことも納得であり、大人だったら「いい仕事してるなぁ」ということになるのだろうと嬉しい気持ちになりました。