6年生・卒業記念講演 自分の力でお弁当を作る!   

遅ればせながら、2月1日は6年生の卒業記念講演がありました。一般に講演というと、講師からのお話を「じっと聞く」というイメージですが、本日の講演は一味違っていました。まず、講師は昨年度まで本校の栄養士をしてくださっていた方です。そして、講演内容は主として実技(自力のお弁当づくり)であり、最後の時間に今日の実技を振り返りながらお話を聞くというスタイルでした。

2時間目の途中に家庭科室に行くと、6年生の子たちがそれぞれ用意してきた食材を使って真剣に調理をしていました。中には講師から直接アドバイスを受けながら楽しそうに調理している子もいます。手洗いやマスク着用はもちろん、1テーブルを2人で使用、コンロも一人ずつ使用、自分で持ってきた食材等だけを使って料理を作ります。自作の料理を食べるのは基本的に自分だけです。感染症対策の限りを尽しての調理実習でした。

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この日は本校は「お弁当の日」でしたので、子供たちは単に料理を作るだけでなく、それをお弁当箱につめるところまで行いました。自分だけの力でお弁当を作ることができる…これは自立のための大きな一歩です。残念ながらお弁当の完成場面は私は見ることができませんでしたが、あとで担任から話を聞くと、それはそれは素晴らしいお弁当ができあがったそうです。

この後、感染症対策として全員が一方向の向きで、しかも無口で黙々と仕上がったお弁当を食していました。しんとした家庭科室で、じっくりと自分の作ったお弁当に一人一人が向き合っていることがよくわかりました。

午後は、講師からお話を聞きます。とはいっても、一方的なお話ではなく、今日作ったばかりの全員のお弁当の写真を大型モニターに映し出しながらの「ほめほめタイム」です。昨年春まで本校の栄養士だった講師の思いがあふれる講演スタイルでした。子供たちにとっては、本当に嬉しく、報われた気持ちになる時間だったことでしょう。「卒業記念」講演にふさわしく、小学校の有終を飾る素晴らしい講演会となりました。

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講師の先生、本当にありがとうございました。また、食材の準備等にご協力いただきました保護者の皆さんにも心より感謝申し上げます。

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