今日の４校時、４年生は総合的な学習の時間で、町の社会福祉協議会の方をゲストティーチャーに招き、「車いす体験」をしました。これは例年４年生が行う活動ですが、今日は本校でははじめて「屋外」で行いました。天気もとてもよくて絶好のコンディションでした。

はじめに、グランドのベンチに腰掛けてゲストティーチャーから車いすを扱ううえでの注意点を聞きました。その後、子供たちはペアになって、いよいよ車いす体験にチャレンジ開始です。ずらっと並んだ車いすにペアの一人が乗ります。声掛け、ブレーキの確認、足置きの設置…ペアのもう一人は、一つ一つの作業を確実に行って、全員が乗車完了となりました。

次は、ゲストティーチャーの後をついて車いすを動かします。初めてにしては、皆スムーズに動かすことができています。そして、次の課題は、「段差」をあがることです。これは、車いすの使い方にこつがあります。車いすの後方にある棒を足で踏んで、前の方を持ち上げて段差を越えるのです。これは少し難しそう…乗っている子もグラグラしたり前が急に持ち上がったりするので、「こわい！」と言う子もいます。こうしたことは、やはりやってみないことには実感がわかないものでです。段差を越えると、今度は「坂」をのぼります。これは力がいりそうです。最後に、登ってきた坂を逆に下ります。これは後ろ向きです。これもちょっとこわそうです。

この後もペアで役割を交代したり、目隠しをしてやってみたりと活動が続きました。１時間はあっという間に過ぎました。楽しくも、約束を守り、お互いに助け合いながらスムーズに学習は進みました。さすが４年生！

さて、子供たちにとって大切なのはこの後です。この体験活動からどんなことを学んだのかを考え、交流し、深めていきます。新たな疑問に発展することもあるでしょう。そして、実際の生活に生かせることは何かを考えて、ぜひ実行してほしいのです。連続する子供たちの「学び」…楽しみですね。