２時間目、運動場から楽しそうな声が響いてきました。職員室からベランダに出て見ると、１年生が体育をやっていました。時折教師も交じりながら、みんなで楽しく「転がしドッジボール」をやっています。

ほとんどの子は白線で描かれた大きなサークルの中に入ります。そして、サークルの外から何人かの子が、人をねらってボールを転がします。ボールに当たってしまったらサークルの外に出ます。時々教師が少し早いボールを転がして入れることもあります。

１年生の子供にとって、片手でボールを強く転がすことはそんなに簡単なことではありませんが、繰り返すことでて「転がす」動作を身に付けるとそれが「投げる」動作につながっていきます。また、ボールをよけるために、子供達は投げる人やボールをよく見て、タイミングよく体をよじったり移動したりジャンプしたりしてボールをかわします。こうした動きをすることで子供たちの運動能力が向上していきます。

時にはボールの取り合いになる場面もありましたが、その都度話し合ったり譲り合ったりして解決することで、社会性も養われてゆきます。ドッジボールを通して、子供達は楽しみながら様々な力を身に付けています。