手話教室

4年生は、3・4校時に手話サークル「心」の方による手話教室がありました。放課後の「そよかぜ教室」で手話を教えてもらっている子もいるので、興味津々で熱心に話に耳を傾けました。でも、今回は耳の聞こえない方が子供たちに手話を見せながら、同時に手話通訳の方の話を聞く形です。子供の時に苦労したことや辛かったことの話や、どうやって伝え合うことを学んだか、発声練習や口の動きを読み取る口話、身振り手振りなどをした経験なども話してくださいました。子供たちは、その気持ちに寄り添い、いじめは許されないことや、苦労や頑張りなどの話に共感しながら、静かに聞き入っていました。

それから、身近なもの(食べ物やスポーツ等)について、物の形や動き等から手話を予想してみたり、手話を見てその言葉を言い当てたりしました。バナナもみかんも同じ皮をむく動作だけれど、大きさや特徴の違いが表れることがわかりました。そして日常のしぐさから、手話で表すとどうなるか考えるのを楽しみました。

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その後、いろいろなあいさつをしたり、指文字などで自分の名前の自己紹介などをしたりしました。4人の講師の方が、各グループに丁寧に教えてくださったので、何度も練習するうちに上手に自己紹介ができるようになりました。みんな、あっという間に覚えてしまい、感心しました。

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子供たちは、「できるようになって楽しかった」「もっと教えてもらいたい」と喜び、「いつまた来てくださいますか?」と尋ねる子までいました。そして、「耳の不自由な方とお話できてよかった」「何かのときは自分のできることをしたい、力になりたい」と、福祉について意識を高めることができた授業でした。

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