本校では、例年卒業を前にした６年生一人一人と校長が、給食をともにしながら面談をするという取り組みがあります。しかし、残念ながらコロナ禍ということで、今年はやむなく中止という運びになりました。

ただ、やはりぜひ子供たちと話したいという校長の意向を伝えると、担任から「給食は無理でも、休み時間に２人ずつではどうでしょう」という返答がありましたので、本日中休みより面談が始まりました。

緊張した面持ちで入ってきたトップバッターの２人でしたが、小学校の思い出や自分の成長、中学校への期待と不安などを話すうちに、だんだんと表情もほぐれてきました。中学校への進学は不安７０％と言いながらも、やりたいことや目標はそれぞれしっかりと持っているようです。頼もしく思いました。そして、後輩たちには、本校の伝統である「あいうえおの学校」をさらにしっかり行ってほしいという願いを話してくれました。最後に、「ＧＲＩＴ（やり抜く力）」を大事にしてほしいという私なりのエールを伝えました。

２人とも自分のことを冷静に見つめ、周りのこともよくわかっているなあと思いました。また、「自分が数十年前に小学生だった時には、こんなにきちんと話せなかったなあ」と感心しました。そして、退出間際に２人が「校長先生と話して中学への不安が少なくなりました」と嬉しい言葉を掛けてくれました。短時間でしたがとてもよい時間でした。続く１８名との面談もとても楽しみです。