6年生は算数で「資料の調べ方」の学習をしました。
「平均」「度数分布表」や「柱状グラフ」などを用いて考察したり、表現したりする能力を伸ばす学習です。
1月23日(火)、校長先生から、ねらいに合わせた統計・資料作りについてお話がありました。
校長先生が示されたのは、クリミアの天使「ナイチンゲール」が考案した「こうもりの翼」と呼ばれるグラフです。
クリミア戦争における兵士の死亡率の高さ・原因を統計学的に証明し、改善に寄与しました。
看護師としての「ナイチンゲール」はよく知られていますが、数学・統計学に関心を持ち、たくさんの統計図表を用いてイギリス陸軍の、更には一般の衛生改善をなしとげた統計学者としてのナイチンゲールの一面を教えていただきました。
兵士の死亡率の異常な高さと衛生環境の改善で劇的によくなるという事実を訴えるために、効果的に統計図表を用いたことは、結果、多くの人の命を救いました。
また、看護の質を高めたことは、看護師の地位向上にもつながりました。
ナイチンゲールの学び、数学・統計学の研さんは、多くの人の健康につながっているのだと納得できました。
日頃、算数の学習を児童の生活と結びつけ、教材を検討している先生の姿を見ていて、今日の授業、効果的な資料・統計の意味を校長先生がお話してくれることになりました。