1月31日(火)、朝会で教頭先生の講話がありました。
昨年11月の教頭先生の講話では、『目に見えないもの』という話をしてくれました。
その時の内容は、「目に見えないもの(例えば、『努力』『命』『絆』『空気』など)には、私たちにとって、大切なものが多い」 というものでした。
今日はその話の続きです。
まず、前回の宿題「目に見えないもの」に気付いて、教頭先生に報告してくれた子どもたちの意見が発表されました。
『臭い』、『温度』、『味』、『人の気持ち』、『夢』 などです。
やはり、「目に見えないもの」は大切なものばかりだと皆で納得できました。
しかし、一方で、「見えないもの」は、不確かで、時々不安になることを確認しました。
人はどうしても、「見えるもの」のほうが安心できます。例えば、『お金』などです。
『お金』があったら安心しますね。
人は「見えるもの」に心をとらわれて、大切にしがちです。
でも・・・
「確かにお金は大切ですが、お金をたくさん持っているけれど、やさしくない人はどうですか?」
子ども達は、「いやだなあ」という表情をしました。
「前回、『努力』は見えないけれど、『努力している人』は見えると言ってくれた人がいました。
例えば、満員電車の中でお年寄りに席を譲る。
『やさしい気持ち→思いやり』のように、その人のやさしい気持ちが見えますね。
では『〇〇→働く人』の場合、〇〇にはどのようなことが入ると思いますか」
この問いかけに、子どもたちは周りの友達と話し合いました。
そして、
「家族を大切にする気持ち」
「家族を食べさせるため」
「日本や世界のため」
「自分のため」
「生きるため」 などたくさんの意見がでました。
先生たちにも、「先生たちは何のために働いているんですか」と教頭先生から質問がされました。
挙手で答えましたが、みなそれぞれで、答えがいくつもある先生もいました。
教頭先生は、「たくさんの思いがあって、みんなのお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんは働いているのですね。今日の話 「大切なものは目に見えない」をわかりやすく書いている本を紹介します」と、≪星の王子さま(サン・テグ・ジュペリ著)≫を見せてくれました。
そして、講話の最後に、「目に見えない大切なものに気付ける人になれるといいね」と話していました。
そして、本当の最後に、子どもたちが楽しみにしていた実験を教頭先生はしてくれました。
前回、三角フラスコに、手を使わずに風船を中に入れる、というマジック(実験)をしてくれました。
今日は、手を使わずに三角フラスコから中の風船を出してみせるというマジック(実験)です。
見事、風船が三角フラスコから出た時は、子ども達から大きな歓声があがりました。
たねあかしは・・・秘密だそうです。