11月22日(火)、総合警備保障ALSOKの方を講師にお招きし、防犯教室を行いました。
1,2年生は2校時に、『安心して登下校』というテーマで学びました。登下校中に危険に遭わないために、子どもたち自身が「自分の身は自分で守る」という危機回避の心構えを学ぶ授業です。
まず、グループに分かれて講師の先生が出した問題を話し合いました。問題は、『登下校中に知らない人に声をかけられた時、どうすべきか?丸に入る言葉を考えよう』というものでした。
・いか〇〇 ・の〇な〇 ・おおご〇を〇す ・すぐ〇げ〇 ・し〇せ〇
みんな真剣に話し合っています。「すぐに逃げなきゃダメなんだよ」「でも断れないし・・・」「お母さんに言ったほうがいいよ」色々な考えが出ました。
そして、話し合ってまとめた答えを発表しました。答えは子どもたちが考えた通り、『いかない、のらない、おおごえをだす、すぐにげる、しらせる』です。 とても大事な対応を学びました。
しかし、次に出された問題で子どもたちは迷ってしまいました。講師の先生が5人の大人の写真を見せて、「この中で、ついて行ってはいけない人は誰ですか?」と聞きました。4人は、いかにも怖そうであやしい風貌をしています。子どもたちは「あやしい!絶対ついて行かない。逃げる」と言います。でもあとの一人はやさしそうなおじさんです。「この人は悪くないかも」「知っているおじさんに似ているからいい人かも」と子どもたちは答えます。その時、一人の児童が「ちがうよ。知らない人だからついていったらダメなんだよ」と言いました。みんなは、やさしそうに見える人でも知らない人にはついて行かないと、もう一度確認しました。
3,4年生は3校時に、『安心してお留守番』というテーマで学びました。留守番に対する心構えや、留守番中に起こりえる危険な電話への対応を学びました。
講師の先生から、「子どもだけで留守番するときのお約束は、頭文字をとって『いいゆだな』と覚えましょう」と教わりました。『いえのかぎを見せない いえのまわりをよく見る ゆうびんポストをチェック だれもいなくても「ただいま」 なかに入ってすぐとじまり』これらのことを守ることを確認しました。
さらに、グループに分かれて、一人で留守番しているときに電話がかかってきた場合の対応を考え、発表しました。「お母さんはいませんって言う」「だまって切る」など色々な考えが出ました。発表では、「おうちの住所を聞かれたら?」の問いに「教えたらいけないと言われています」「ごめんなさい、わかりません」、「しつこい時や、こわくなったら?」の問いに「忙しいので失礼します」など具体的に電話の対応を教わりました。
5,6年生は『安全な街ってなんだろう』というテーマで学びました。街には犯罪や火災、交通事故など様々な危険が見え隠れします。そこで、子どもたち自身が街にひそむ危険な場所や場面を考え、どのようなことに気をつけなければいけないのかグループに分かれ話し合いました。子どもたちは「危険な場所」を理解しているようでも、ある種の冒険心から危ない行動を起こしがちです。なぜそれが危険なのか気づかせ、対応を考えました。
最後に、感想をきかれた児童は、「危険は身近にあることがわかりました。安全に気をつけて生活しようと思いました。」「暗い道や出入り口が一つの公園は危険だということがわかりました。身近にある危険に気をつけていきたいです。」と発表していました。