19日の昼休みに，今年度グランドチャンピオンシリーズの最終戦となるドッジボール大会・決勝が行われました。

予選から1週間，最後の試合を前に，「三年生のボールをキャッチできるようになる。」「たくさんアウトを取って勝ちたい。」「速いパス回しを練習して，相手を崩せるようにしよう。」などそれぞれの学年，チームの中で目標を持ち，休み時間に特訓をする姿が見られました。子どもたちの熱い思いに応えるように，日差しもあたたかく，最高のコンディションで試合に臨むことができました。

前半，低学年の部・決勝では，序盤から激しい攻防戦となりました。予選では，３年生の力強いボールを中心にアウトカウントを積み重ねた低学年の部でしたが，今回は，１・２年生が相手の足元を狙ってボールを投げるなど，「パワーで負けてもテクニックで勝負！」と言わんばかりの活躍を見せていました。

後半，高学年の部・決勝では，力押しだけではなく，それぞれのチームの作戦が生きる試合となりました。前回の予選での反省からキャッチが得意な人を前衛，キャッチが苦手な人はワンバウンドして，安全になったボールを外野に回さないよう積極的に取りに行くというようなチームがあれば，むやみに攻めず，パスを回しながら確実にアウトを取るというようなチームもあり，スポーツとしてのドッジボールを低学年の子ども達に見せてくれました。

最終結果は，なんと！

低学年の部　優勝　黄組　２位　白組　３位　赤組　４位　青組

高学年の部　優勝　青組　２位　赤組　３位　白組　４位　黄組　と，まったく逆の順位となりました。

低学年がくじけそうになっても，「大丈夫。後ろでしっかり支えてあげるよ。」という高学年の愛と，高学年が大変な時は，「こんな時こそ，お兄さん，お姉さんを助けるんだ。」という，低学年の信頼。これまでの学校生活でもよく見かけた場面がこんなところにもありました。

どのチームも，笑顔で終えることができた今大会。今回のシリーズを通してどの班にもより強い絆とたくさんの楽しい思い出が残ったはずです。

次回は２７日に表彰式が予定されています。ついに，今シリーズを制したグランドチャンピオンの発表です！