【こんだて】 シュガー揚げパン・ラタトゥイユ・ジャーマンポテト・牛乳
【栄養教諭より】
今日は「シュガー揚げパン」です。
パン屋さんが学校に届けてくれた全校分のパンを、給食室にある大きな釜で揚げて、
グラニュー糖をまぶしました。砂糖のほかにも、きなこやココア、シナモンなど
いろいろな味があり、人気のメニューです。
(ぱくぱくクイズ)
揚げパンを初めて作ったのは、だれでしょう。
①パン屋さん ②給食の調理師さん ③レストランのコックさん
答えは、 ②給食の調理師さん です。
戦後の日本の小学生にとって、給食のパンは貴重な栄養源でした。そのため、欠席した子に友達がパンを届けてあげていたのです。しかし、せっかく届けても、給食のパンは、すぐにカチカチに固くなってしまいました。そこで、1952年に東京の大田区立嶺町小学校の給食調理師の篠原常吉さんが、パンを油で揚げるアイデアを思いつきました。揚げたあと、砂糖をまぶすことで、パンの表面の乾燥を防ぐことができたのです。
「学校を欠席した子においしいパンを届けたい」、揚げパンはそんな優しい想いから、生まれたパンなのです。