5 ・ 6 年 国際理解教育講演会

わが国の郷土の歴史や文化、伝統を大切にしながら、広い視野から異文化についての理解を深め、豊かな国際感覚を養うことを目的として、5、6年生を対象に国際理解教育講演会を行いました。
講師には、ペルーご出身の生田ジュリサさんをお招きしました。

「コンドルは飛んでゆく」をBGMに、児童を体育館に迎えました。始めに、「おはようございます(Buenos días)」と言う挨拶をスペイン語で交わしたあと、ペルーの紹介をしていただきました。
ペルーは、過去にスペインの植民地であったことから、スペイン語圏ですが、ケチュア語やアイマラ語なども使われるそうです。また、南米はブラジル以外の多くはスペイン語圏ですが、国や地域によって、スペイン語にも違いがあるそうです。

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そして、ペルーの国勢や主要産業などを説明していただきました。特に、教育(小学校6年間、日本の中高に当たる学校が5年間)に関するお話の中で、小学校から成績によって留年があることや、夏休みが3ヶ月もあること、給食はないが学食があることなどを聞いた時には、児童は驚いている様子でした。

日本に来られた理由は、テロリストの活動が激しかった時代に、そういう怖い状況がない外国、中でも映画などで先進国について知り、興味をもったからだそうです。また、来日した当時は、フジモリ大統領の時代だったので日系ペルー人でなくても、日本に来やすかったこともあるそうです。

来日した当時は、カラス(怖い鳥)がいることや治安の良さ、コンビニエンスストアの営業時間、英語が通じないこと等に驚いたそうです。最後は「ありがとう(¡Gracias!)」をスペイン語で交わしました。

児童からは「日本の当たり前がペルーでは当たり前じゃないのが驚きました」「同じ国の中に違う言語で話すことにびっくりした」「ペルーと日本の差や日本にないことを聞いたとき驚いた」などの感想が聞かれました。外国の様子を知ることを通し、自国の良さにも関心をもつ機会となりました。

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