連日６年生の教室には様々な方々が訪れています。さすが学校の顔、いい意味での注目度の高さがうかがわれます。本日は、湯河原町独自のＡＣＴ（アート・コミュニケーション・トレーニング）の活動です。課題は、画用紙とパステルで「自分の嬉しい気持ちを、線と点と面で抽象画にしよう」でした。ウチノさん、チノさん、きのぴーさんの３人をゲストティーチャーとして活動に取り組みました。

はじめにチノさんから説明を聞き、サンプルや実技を見せてもらった子たちは、画用紙とパステルを前にすると、すぐに描き始めました。「真っ白な紙に色を入れる」ことは意外にプレッシャーがかかるものだと思うのですが、ほとんど迷いなく描き始める子たちの姿に「表現することにためらいがないなぁ」と感心させられました。子供たちは思い思いに、どんどん描き進めていきます。

画ができあがった後は、互いに画を見合いながらよさをシェアしました。そして最後に、ウチノさんから「誰も同じ画がないことが素晴らしい」「今日描いた画は二度と書けない今日だけの自分の気持ち」「『表現』することを難しく考えないでためらわずにやってみよう」というメッセージをいただきました。ただただ「いい時間」でした。