4年生・道徳 「うーん、迷うなあ、悩むなあ」

今日の6時間目の4年生教室には多くの教師が集まりました。道徳の授業を参観するためです。

まずは、教師が今日の教材となるお話を範読します。4年生の子たちはしっかりと聞いています。転校する子のために本人に秘密でお別れ会の計画をするのですが、秘密で準備を進めることで転校する子とのかかわりが少なくなって悲しませることになってしまい、仲良しの主人公が「言うべきか、言わざるべきか」迷い悩む…というお話です。

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子供たちは、教師から「言うべきか、言わざるべきか」と問われ、「うーん、迷うなあ、悩むなあ」とつぶやきながらも自分の考えをワークシートに書き込んでいきます。そして、まずは近くの友だち2~3人に自分の考えを伝え、次に全体で意見を交換していきました。次から次へと手が挙がります。そして、友だちの意見を皆よく聞き、真剣に考えています。初めは何も書かれていなかった黒板が、終わりごろには子供たちの意見でいっぱいになりました。

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最終的にクラスでどちらかにまとめることはしません。それぞれがワークシートに今日の学習の振り返りを書いていきます。友達の考えを聞くうちに「考えが変わった」という子がいます。結論は変わらないけど「〇〇さんの意見を聞いてその通りだと思った」という子がいます。「これからの生活の中でも今日みたいに悩むことがあるよなあ」という子がいます。子供たちの姿から、まさに「考える道徳」「議論する道徳」が具現化されていると感じました。

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ちなみに、授業が終わると、係の子でしょうか、すぐに黒板消しで黒板をきれいに拭き始めました。これもまた「道徳的実践」の一つといえるかもしれませんね。よく育っています。

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