ディスカバーブルー 「いのち」のお話

9月27日(木)に、ディスカバーブルーの水井さん、寺西さんを講師にお招きし、「いのち」を大切にする心をはぐくむ講演会を開きました。

2時間目は1・2・3年生に。

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水井さんは湯河原・真鶴の磯や海にすんでいる生き物について、写真をたくさん見せてくれました。

子どもたちからは「知ってる!」「見たことある!」「えっー、そんな魚もいるの!?」といろいろな反応がでてきました。

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神奈川県で天然記念物に指定されている生き物もいます。身近な海に貴重な生き物がいることに、子どもたちは目を輝かせていました。

そして、水井さんは大切なメッセージを子供たちに伝えてくれました。

「私たちの海は、『みんなのたから、未来のたから』です。森の栄養が川に流れ、海に届き、それを植物プランクトン、動物プランクトンが食べ、さらに小魚が食べ、大きな魚が食べます。海が栄養たっぷりなのは、森のおかげです。私たちの周りの自然を大切に、そして誇りに思ってほしいです」

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3時間目は4・5・6年生に向けて話してくださいました。

相模灘は、黒潮の影響を受けて温かく、豊かな山から栄養を得て、エサとなるプランクトンも豊富です。また、船で10分も進むと800メートル、1000メートルの深海になっている地形、多種多様な生き物がいます。

世界でも珍しい貴重な場所だと教えていただきました。

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生き物を育むプランクトンの栄養は山から川を経て運ばれますが、「ゴミ」もまた、川から流れてきます。海のゴミの70%は河川から流れてきたものだそうです。今、問題となっている「マイクロプラスティック」について、話してくださいました。マイクロプラスティックが有害物質を吸着して、それをエサとして魚の体内に取り込まれてしまったら・・・。

世界的に、外食産業は、ストロー、容器の見直しをし、プラスティックを使わない方向を示しています。歯みがきの研磨剤、洗顔料、私たちの身近なものにももマイクロプラスティックが使われているそうです。

「みんなのタカラ、ミライのタカラ、大切なものを知っているみんなはそれを守るための行動がとれるはずです。」

水井さんから、湯河原・真鶴の海の豊かさを教えてもらい、すばらしい郷土、自分たちの町に愛着を深めてほしい、大切なものを知り、大切にできる気持ちを高めてほしいという願いで計画された講演会でした。

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